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2024/01/10

2272 ハイドンについて

ハイドンの音楽はラジオ体操みたいだと思った。小学生のころだ。どんな曲を聴いたのか覚えていない。たぶん楽音の単調さしか聴き取れなかったのだ。
が、いまは違う(笑)ドラマ性ではなく、織りなす綾にひきこまれている。

新年の初音出しはこれを聴いた。晩年のピアノソナタ6曲を晩年のグールドが奏でる。万遍なく光が廻っている柔和な世界であり、聴き手に委ねたニュアンスに気づくと思う。

その点、ミケランジェリのピアノコンチェルトは、12気筒エンジンのような精緻な高揚感があって(じつは12気筒エンジンを知らないのだが・・・)ハイドン嫌いの人にもお奨めできる。わたし自身がそうだった。




2024/01/10

2271 昨年を振り返ると

多くの友人が旅立って行った。長期的な人生設計など考えない生き方をしてきたが、残された時間とどう向き合うのか、そればかり考えている。

4年ほど前に妻が難病であることが判明し、昨年あたりから日常生活に支障が出てきた。そのサポートと仕事との両立が課題なのだが、理解あるクライアントに恵まれなんとか乗り切っている。この先どのような困難が待ち受けているか分からないが、悩んでいる時間がないのが唯一の救いかもしれない。家庭での雑事を終えて10時半に出社し、5時間弱で仕事をこなし16時半までに帰宅する毎日。人とつきあう機会はほぼ無くなったが、もともと人付き合いが苦手な人間だからそれほど悩んでいない。リタイヤ間近とはいえ求められるかぎり今の活動パターンを維持したいと考えている。

とはいえ自身の健康がどうなのか? 2年連続で全身麻酔の手術があったりと、こちらも予断を許さないから、やはり長期的な人生設計は無意味という結論(笑)






2023/12/26

2270 S.M.S.L VMV D2Rが気になって妙な比較テストをした。

春先にマイテックデジタルのDACが昇天してしまい、とりあえず購入したS.M.S.L D300が予想以上の好感触。見通しが良く混濁感もなく耳に心地よい。気になるのはムースっぽい質感が垣間見れることや強靱な芯が足りないこと。”Cミンガス”はあまり聴きたくない(笑)たぶん内蔵のスイッチング電源のせいじゃないかと疑っていた。

いまさらマイテックもどうかと思案していると、S.M.S.Lの上位機種であるVMV D2Rが登場!こちらはROHMのフラッグシップDAC BD34301EKVはそのままで、強化アナログ電源搭載だ。ユーザーレビューも背中を押してくれるが約10万円のアップで、ブラックフライデーを逃したから慎重に考えようと、妙な比較テストを行った。

グールド1982年録音のゴールドベルグだ。デジタル音源のアナログディスクとアナログ音源のCD(80枚組Setの一枚)を較べて、D300が本当にムースっぽくて強靱な芯が足りないのかどうか見極めようという魂胆。ついでにデジタル音源のCDも併せて聴いてみた。

アナログディスクからCDに変えると、暗騒音的ゆらぎがなくなりグールドのハミングがよりリアルに聞こえる。左手の重量感とか全体の音色は予想外に似ていたが、空間への拡がりはCDの方が正確な気がする。懸念していたムースっぽい質感は感じなかった。というか、このキャラクタがアナログディスクにある艶感を補っているようだ。デジタル音源のCDは両者と較べるとやや無機質で色価が浅い印象。低弦のアタックもニュアンスが整理される印象。

D300、結構イケるしこの個性は捨てがたいという結論。VMV D2Rはまだ候補ではあるけど、中華風ゴージャス感がちょっとイヤかも。






2023/12/23

2269 無念

館一男さん(ペンネーム:早瀬文雄)が今年10月15日に亡くなられた。報告が遅くなったのは心の整理が付かないからで、いまでも無念でしかなくこの喪失感が消えることはない。当方のブログでも幾たびか書き記しているが、オーディオを通して知り合い、20年にもわたる交流が続いた数少ない友人のひとりだった。追い求めたことを実行に移す姿勢に憧れたものだ。私は現状を変える勇気がなくいってみれば農耕民族であって、この正反対の性格が交流を続けるモチベーションだったのかしれない。いつも余韻を残す対話があり、もっともっと話し続けたい存在だった。合掌







2023/11/10

2268 久しぶりのグラフィックデザイン。

クライアントの若いスタッフさんは、わたしをカメラマンと思っていてそれでも良いのだが、いつもの広告制作ではグラフィックデザインを裏方にしているから仕方ないか。今回イタリアのNEWオーディオブランドRIVIERAのお披露目ツールを作るにあたって、プレミアムブランドのデビューに相応しい仕様にしたいと私から提案した。タトウのポケットをカーブにして糊代終端を鋭角的に仕上げた。古典的な雅(みやび)感を感じさせる外観と斬新なサーキットコンセプトの融合を密かに狙ったわけだ。←後付け(笑)ちなみに表紙のヘッドコピー「オーディオアンプの電気的特性を再定義する」はメーカーのコンセプトテキストから抜き出した。もちろん写真も自前だ。



2023/11/10

 

 



2023/11/10

 

 



2023/11/10