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photo and Text: machinist

757 残照の井の頭界隈 6/8 05:24
 
PENTAX *istDS SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC 2006/08/22



758 残照の井の頭界隈 7/8 05:25
 
PENTAX *istDS SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC 2006/08/22



759 残照の井の頭界隈 8/8 05:26
ジローさんの仕事場を兼ねたリスニングルームは、瀟洒なご自宅の二階にあって、とても静かで落ち着ける。隣をJRが走っているわが家とは雲泥の環境だ。オーディオ装置はかなり複雑な構成で、オリジナルアセンブルの3ウエイにスーパーウーファーとスーパーツイターで帯域を拡張し、かつ後方拡散用のユニットも装備されていたりする。しかし、床を覆いつくすLPレコードの量は尋常ではなく、彼がオーディオ以前に音楽ファンであることが分かる。
ヴォーカル以外はだめと彼は謙遜していたけれど、メル・トーメのソフトかつアグレッシブな歌唱に、悠然と挑み掛かるジョージ・シアリングの洗練されたピアノの粒立ちを聴けば、氏のこだわりの部分が見えてくる。それは、なにかを優先するといったアプローチではなく音楽トータルの喜びの獲得ではないかと、ね。
しかし、ジローさん。夕方に男二人で部屋の灯りを暗くして男性ヴォーカルって、かなり怪しいですぞ(笑)こんどはもう少し明るい空間でビリー・ホリディをお願いしたいものです。(写真はジローさんのお宅とは無関係です。念のため。)
PENTAX *istDS SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC 2006/08/22



751 OLD & NEW...
先週金曜日にStudio K'sの新装スタジオ披露にお邪魔した。実は山本氏にお会いするのは今回が初めて。単身で乗り込むのはちょっと緊張する(笑) まっさらな白木の床と白壁が清々しく、でもストイックではなく温かさを感じさせる空間。片隅に佇んでいるのはJBLサブリンS7Rミント級コンディション! オリエンタルな雰囲気の「オリンパス」に対して、トラディショナルな重厚さを醸し出す作り込みが素晴らしい。この日は音を聴くのが目的ではなかったが、低く流れるそのサウンドについ意識が行ってしまう。新しい空間に新しいスピーカーシステムだから期待しすぎてはいけないのだろうが、聞こえてくるサウンドは練り絹というか蜜蝋というか、深く沈みながら透明度を湛えたハイレベルなものだ。アナログディスクでこのような緻密な佇まいをさらっと出すのだから、山本氏の技はタダモノではないと思った。氏の日記から伺える試行錯誤のオーディオライフは興味深いけれど・・・音を聴いてちょっとだけ納得できたような気がする。
ちなみに、真空管プリアンプ+英国ソリッドステート・パワーアンプ+米国15インチウーファー+コンプレッションドライバーの2ウエイという組み合わせは奇しくもわが家と同じ。が、音はかなり異なる。アナログではわが家が大幅に負けているなあ・・・

SILKY PIXの処理エンジンを用いた最新のPENTAX PHOTO Laboratory Ver.3.02でRAW現像した。
PENTAX *istDS SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC 2006/08/21






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↑フルカラー(RGB各8bit)の精密グレースケールの両端を表示しています。すべてを正確に画き分けるモニターは存在しないと思います。
しかしながら「14」や「242」が識別できない場合はモニターレベルで顕著な黒潰れや白飛びが発生しています。ガンマユーティリティなどを使ってモニター調整することをお奨めします。
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