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2024/08/16

2287 銀線化計画第2陣

オルトフォンSPUの銀線仕様を導入するつもりでいたが、価格に見合う効果があるのか不安になった。上手くいったとしてもフォノ系だけだから、同じ予算でシステム全体を底上げするプランのほうが面白い。

で、ケーブルである(笑)

2年前に、スピーカーケーブルを銀単線に入れ換えた。パワーアンプからネットワーク、スピーカー端子まで全てである。マルチウエイのスピーカーケーブルは、ALL銀線で上手くいく目算があったが、電源やラインではどうなのか? CDPのアナログアウトは以前から銀線であるし、苦労するとしても試す価値があると考えた。

1:現行のSPUからトランスにつながるフォノケーブルに細い単線ノンシールド。アースラインはやや太めがいいだろう。

2:プリアンプから分岐してパワーアンプに入るバランスケーブル。

3:さらに200Vダウントランスからパワーアンプ以外のすべての機器に供給する電源タップ。

これらを銀線で試してみようと思っている。吉と出るかあるいは・・・???

・・・

まずは、銀単線直出しのテーブルタップから試してみた。200Vダウントランスからアナログ系すべてに電力を供給する。

アナログディスクで内田光子のモーツアルト。
第一印象はやや軟調!メリハリが少なく音源がほんの少し遠ざかるようだ。余韻は綺麗で、低域(低絃)の沈み方も自然。長唄三味線では軟調さがなく艶やか。ブルースは迫り感が不足。

ではCD。中華DACも良かったが、本体のアナログアウトのほうが重心が低く好ましい。声は誇張がなくいい感じ。これで暫く聴き続けることにしようと考えたが、時間に余裕があったので、フォノケーブルを試した。

オルトフォンSPU-GEに銀の細単線ノンシールドはかなりイケそう。SPUの鈍重さが皆無でSPUの銀線仕様に肉薄(笑・・・うそ)高中のALONEを聴くとメンバー達の小技が克明で、こんな凝った音作りだったのかと嬉しくなった。ここまでは予想どおりで、これで暫く聴き続けようと考えたが、ついでだから最後の切り札も試してみよう。

パワーアンプ3台パラレル用のバランスラインのうち、サブウーファー以外の支線2本を銀線に換装した。これは自信がないのだが、CDは絶好調(注1)とはいえアナログディスクは改悪(注2)、というふうに評価が分かれた。どう落とし前がつくか、秋の終わりころまで悩みが続きそう。

とはいえ、経路の途中を入れ換えただけでこんなに変化する理由はなんなのだろう?

(注1)ちあきなおみのファドを聴いた。以前の印象は”歌謡曲臭いファド”だったがこれは違う。地中海の向こうのアラブ世界を匂わせる乾いたファドになっていて初めての体験。断然素晴らしい!
(注2)アナログ系に手を入れるか、バランスの支線を元に戻して、想定済みの他用途に組み替えるか?



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2286 オフ会にて

 



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2284 新宿2丁目裏通り c




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2283 新宿2丁目裏通り b




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2282 新宿2丁目裏通り a




2024/05/08

2281

iPhoneXs max
f2.8, 1/35sec. iso640 +0.52ev



2024/03/22

2280 THORENS TD124 project 2021-2024

2021年にスチール削り出しのフットを設計し、THORENS TD124ネイキッドボディが完成した。今回のアドオン式アームブラケットはこの成果の発展系であり、TD124のダイキャストベースに直結する構造である。装着したサエク407/23で少しだけ音楽を聴いてみた。カートリッジはオルトフォンSPU-MONO。バルバラ初期の「レクリューズのバルバラ」1959年の録音だが、エッジがしっかり出ていて硬質な表現。中域が明快でありながらSNが良い。懸念していたハイ上がり感はなかった。声のダイレクトな浸透力と拍手のリアル感。テンションのある空気が伝わってくる。バルバラのレコードは50年聴き続けているけれど、瀬川冬樹氏が1970年代に鳴らしたJBL4350を思い出す。トーンアームの置き場が変わっただけなのに不思議。じつはこの追加アームはSP盤専用を目論んでいたのだが、音質の利点と操作性*からモノラルLP用に変更する。(* 3分ごとに掛け替え、アームリフターを使わないSP盤の利便性はノーマルポジションが優位という意味)