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2008/07/02
982 <at>sense 久しぶりの更新

オーディオ&音楽サイト<at>sense ですが
菅野さん、山口さんの訪問記に早瀬さんと和田さんを加えて
特別編集版としてアップしました。
写真は幻聴日記とサイズが異なるのでリメイクしています。
http://www.vvvvv.net/sense/



2008/06/30
981 コルトレーン「ワイズワン」

オルトフォン2M Bronzeがトレースしているのは、インパルス盤「クレッセント」A面2曲目。この至高のバラード、堂々と毅然としてクールな佇まいのなかに揺らぐ息吹まで忍ばせていて、個人的にはコルトレーンのベストパフォーマンスと思っている。

オルトフォン2M Bronze、思ったとおり"Kontrapunkt a"と似たテイストだ。較べると重心がほんの少し上にずれるように感じたが、精緻に音溝をトレースする様は同等。ムービングマグネット型ピックアップがこれほど進化していたとは知らなかった。内声部の混濁感も高域のヘタリ感も遠い昔なのか。コルトレーンのリードの響きの中心核にきっちりピントが合い、周囲に拡散・浸透するフォースが目に見えるようだ。



2008/06/28
980 30年ぶりのMMカートリッジ

最後に求めたMMカートリッジは何だっただろう。記憶が薄れているがピッカリングのXSV-3000だったかもしれない。マイクロの銅板ターンテーブルシートとセットで聴いたEW&Fの"ALL IN ALL"は忘れがたい衝撃で鼓膜も部屋の壁も吹き飛ぶ寸前だった(笑)

ところが1979年にFR-64Sというトーンアームを買い(結婚した年だったのでよく覚えている)、オルトフォンのMC-10という最廉価のMCカートリッジを付け、以後MMタイプは忘れていた。が、昨年春から使い始めているProjectのプレイヤーRPM9.1はオールカーボンの軽量トーンアームが付いていて、これがどうもMC型と相性がよろしくない。MCタイプが本来備えている"深くえぐるような"表現がとんと聴こえてこない。

それだったら最新のMMで行ってみようかと思った。オルトフォンの2M Blackというモデルが気になった。でも、72,000円という値付けが気に入らない。調べてみるとBlackとその下のモデルBronzeは同じボディとコイルアッセンブリーで、スタイラスチップが異なるだけなのだ。Blackが6/50μミリのシバタ針で、Bronzeは8/40μミリのファインライン。これはMC Kontrapunkt a/bと同仕様で、サーフェイスノイズが極小なのは経験済みだ。

写真で、8/40μミリのスタイラスプロポーションがお判りいただけるかどうか・・・
http://blog.goo.ne.jp/gencyo/e/ddd25642d32d5fc4ba83994822227d8e



2008/06/27
979

http://blog.goo.ne.jp/gencyo/e/58bc7399dfd03c02bcfc3c325bb704a9



2008/06/25
978 ちあきなおみのリアルヴォイスから・・・

マイクを持ったまま客席に降りてきたと思ったら、な、なんとわたくしの前で立ち止まった。思いのほか小柄でしかも美形ではないか。10年くらい前に西武劇場の客席で見た小川真由美に似ている(笑)
「今日は、お越し頂きありがとうございます。」なんてことを言いつつ、そこで唄い始めたのだ。わたくしから75cmの距離である。

1991年、高田馬場のグローブ座でのことだ。演目は「ソング・デイズ」戦後の焼け跡闇市を舞台にしたミュージカルで主演がちあきなおみなのだ。前年の「LADY DAY」は悔しいことにチケットが取れず、今回は満を持して最前列を確保した。

コロムビア時代のちあきなおみはそれほど好きな歌い手ではなかったが、85年にビクターから出たアルバム「港のみえる丘」、その3年後のテイチク盤「伝わりますか」で俄然ファンになってしまったのだ。

で、話をグローブ座に戻すと、PA装置があるとはいえ、目前だから地声が良く聴き取れる。PAよりわずかに先に到達する彼女の肉声だけに注視したのはいうまでもない。骨っぽく乾いた音だ。レコードで聴いている肉質感とは違う。しかし、驚いたのは音質的なバランスではなく、歌の巧さというか微細なコントロールの凄さ。尋常ではないと思った。これが聴き取れなくてなにがハイファイだ、とも思った。

当時のメインスピーカーはロジャースLS3/5Aで、クレルKSA50でドライブするその音に不満はなかった筈なのに、声の微細な襞の表情とリアルな実体感を求めたくなってしまう。翌年のパワーアンプの自作に始まり、メインスピーカーとプリアンプの研究、と怒濤のオーディオ街道まっしぐら・・・

あれから17年。
そろそろ機械いじりの幕引きをしたくなっている自分がいる。♪なーんちゃって。





2008/06/24
977 OLYMPUS E-500 "Deep & Vivid"

数日使った印象
・シャッター音が控えめで、かつ小気味よい。
・AE/AF/AWBはとくに問題なし。
・レリーズレスポンスはまあまあ。PENTAX < OLYMPUS < CANON
・色再現はのりが良くかつニュートラル。CANON < PENTAX < OLYMPUS
 ※ただしオレンジ〜イエロー系の描き分けが鈍い。
・暗部の粘りはかなり優秀。
 ※この写真ではJPEGデータから暗部の階調を拾い上げている。
・ファインダー像は小さくてもクリア。しかしボケないのでマニュアルフォーカスは無理。

3年ちかく前の製品だが、スナップ用途にはまったく問題ないと思う。
広角パンケーキレンズが待ち遠しい。