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2010/11/20
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EOS-1D + ツァイスMakro-planer T*2/50mm f2.8, 1/1600sec, iso200



2010/11/18
1290 

10年前のデジタル一眼EOS-1D、粘りのあるディープトーンは他に代え難い魅力がある。ニコンD100、ペンタックス*istDなどに使われたソニー製6M/CCDと同じ匂いだが、こちらはコダック製とのこと。たった415万画素だが@ピクセルの重さは前者たちとは格が違う。このクオリティで1200万画素を求めるのは10年経っても叶わぬ夢なのか? 時代は高画素を食い尽くし今度は3Dだって? 本当の立体感、存在感とは何か、考え直した方がいいと思う。

EOS-1D + カラースコパー20mmf3.5 f4.5, 1/160sec, iso200
1920px: http://blog.goo.ne.jp/gencyo/



2010/11/16
1289 レンズ編成再構築案(仕事編)

以前はブツ撮りにズームレンズを使っていた。EF24-70mmLのファインチューンモデル!フルサイズ高画素でも十分実用になる。ところが大型カメラスタンドを使うようになってズームレンズのメリットがほぼなくなってしまったのだ。

仕事用の現用ボディ、EOS-1Ds3とEOS-7Dを前提に単焦点レンズで小刻みに揃える理想的なラインナップを考えてみる。

●キヤノンTS-E45mm ←分解能悪し、チルトが必要な場合のみ使用
○カールツアイス50mmマクロ ←このレンジでは最優秀のはず
○シグマ70mmマクロ ←このレンジではこの機種しか選択肢がない
●ニコンPCマクロ85mm ←キヤノンボディでも非常に使いやすい
●キヤノンEF100mmマクロ ←ISモデルが出たけれど、必要なし
(●印は現用レンズ)

TS-E45mmをEOS-7Dで使えば換算72ミリで好都合なのだが、相性が悪いというかAPS-Cの高画素に対して解像度が足りないようだ。ニコンのPC-E45mmは超優秀と思われるがニコンボディの電磁絞りのみ対応なので実用的ではない。

新型のTS-E24mmとか180mmマクロはスタジオが超狭いので却下。シグマ70mmマクロ、レンジ的には欲しいところだがFリングの感触は好ましくない。しかしこの焦点距離は必須ということは、使用頻度の少ないキャノンマウントレンズを全部売却して2本新規導入ということになるのだろうか。

じつは、日常スナップや趣味用途ではキャノンで撮りたい衝動が日に日に希薄になっている。とはいえリコーGX100だけってものなんなのでPENTAX K-5が欲しい今日この頃。レンズはツアイス35mmだ。これが当面の夢(笑)

写真はさる女性から譲り受けた、ガラードRC-75!かのデッカ"モノラル"デコラにも使われていた。撮影はリコーGX100。



2010/11/11
1288 晩秋d

RICOH GX100 ISO:100
1920px: http://blog.goo.ne.jp/gencyo/



2010/11/06
1287 晩秋c

RICOH GX100 ISO:80



2010/11/06
1286 晩秋b

RICOH GX100 ISO:80



2010/10/27
1285 還暦

還暦とは、干支(十干/十二支)が一巡し、起算点となった年の干支に戻ること(ウィキメディアより)。十干と十二支の組み合わせならその積である120周期でも良さそうだが、最小公倍数の60になるのだ。10と12に共通の約数2があるからと説明を受けても、近年知力が衰えつつあるわたくしにはピンと来ない。というか人間の寿命を考えて大多数の人に1回は巡ってくるであろう60年周期になっていると勝手に解釈しておこう(笑)

60年の歳月を経てふたたび還ってくる「暦」・・・美しい言葉だが、これが自分の身に当てはまるというのは、あまり嬉しいことではない。50代と60代、ワインレッドがセピアになるくらいの落ち込みようだぞ。まったく。

という次第で、人生の第4コーナーを通過して残すは最後の直線となったいま、なにを成すべきか考えてみる。文楽義太夫の最高峰であった故・竹本越路太夫のように晩年に「もう、一生分欲しい。」とはきっと思わないだろうから、いま出来ることを淡々とやっていくしかない、というのが一応の結論。

写真は、広告写真を業務に加えてからの5年間の仕事をまとめたリーフレット。つい最近完成したのだが全部オーディオ関連。
お問い合わせはこちらから・・・
http://wind.advenbbs.net/bbs/yybbs.cgi?id=machinist&mode=admin_mail



2010/09/17
1284 信州 飯田にて

白馬で遅い夏休みを過ごす予定が、雨・雨・雨・・・。夏の白馬は3度目なのだが、いつも雨にたたられる。滞在したTホテルは快適だったが、八方も見えないし小布施にでも行こうかと、信州の観光冊子を見ていたら、小京都「飯田」の紹介記事。この街には3週間前に亡くなられた人形美術家 川本喜八郎さんの美術館がある。雨の日の過ごし方としては最高だ。とはいえ広い長野の北と南、道のりで220kmくらいか。ま、こういう予定変更はキライではないが・・・。

14年乗り続けたスバルレガシーからドイツ製の某小型車に変えたのは昨年暮れだったが、諸事情でまたスバルに戻った。その最初のツアーだから距離を移動することに苦はないが帰宅時間から逆算すると、飯田での滞在時間は3時間・・・もったいない!

初めての飯田は金沢に似て、ゆったりとした時間の流れと気品を醸し出す街並みが心地よかった。リンゴ並木沿いのモダンなカフェテリアで1200円のハンバーガープレートを食し(有機栽培の野菜をふんだんに使った逸品だった。)斜め向かいの「飯田市 川本喜八郎人形美術館」へ向かう。

展示されている数百体の人形を見て最初に感じたのは、一種の隙のなさだった。リアルで余韻がないという印象。それは氏が人形アニメーション作家を標榜したように、静止した三次元物としての完成度ではなく、最終的な映像作品に本質を込めたからだと思う。時間変化のなかで育まれる部分にフォーカスさせるため、静止物としての余韻はむしろ邪魔だったのではないかと。不思議なことに、現物を目視した印象より、写真として瞬間を切り取ることで、コアの部分が少しだけ垣間見えたような。それは単に気のせいかもしれないが。

このカットは唯一撮影を許されたエントランスの「三国志 諸葛孔明」の木目込み人形。リコーGX100ノンフラッシュで撮った。




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