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2010/12/03
1299 Voigt domestic corner horn vs Air's Edge One

Voigtのホーンスピーカシステムの存在は、ラジオ技術誌の五十嵐一郎氏の記事で知っていた。その外観写真を見て、我が"Air's Edge One"と似た構造であることをすぐに理解したが、それ以上の追求は求めず今日に至っていた。

最近発売されたSTEREO SOUND別冊「オーディオの世界遺産シリーズ2」。"Voigt domestic corner horn"の詳細な記事に目を奪われた。執筆は是枝重治氏である。

・片面閉鎖型ホーンの最狭部分にユニットの放出部がある。
・ユニットは位相反転型のチャンバーに収まり、最低域の音圧はバスレフ動作によるもの。
・ホーンは通常のホーン動作と共鳴管、反射板を兼ね、正面に直接放射される。
・ユニットは構造体の最下部に設置されている。

これらは、すべて共通点である。"Air's Edge One"の設計は、JBLパラゴンをお手本にしたのだが、それとは"異なる工夫"と考えていた個所は、すでに"Voigt"で実践されていたという奇遇!

ちなみに、STEREO SOUNDビンテージシリーズ系の別冊は過去の記事の複写が多かったが、今回は新たに取材した記事が豊富で必携の価値がある。気合いの入った一冊だと思う。惜しむらくは、時空を俯瞰する「巻頭言」的な記事がないこと。編集というものは指揮者が見えるくらいが面白い。

※写真のVoigtはネット上から拝借した。Air's Edge Oneは完成直後(1996年)の姿である。



2010/12/01
1298 物欲について

オーディオ機器は、あまり欲しいと思わない。 新たな機能が必要になったりとか、能力的にバリアになっているのが顕著な場合とか、そういうときだけ冷徹な判断で導入する。モノのオーラとかにも惑わされない(笑)

ところが、カメラ関係はもう物欲だらけ!趣味と仕事の関係性でいえば、本来逆じゃないかと思うのだが・・・

最近まで、PENTAX K-5とツァイスレンズのセットを欲しかったのだが、仕事キヤノンボディのマクロレンズをツァイスで揃えてしまったらPENTAXの件はどうでも良くなった。というか、じつは欲しいものが変わってしまった。

フォクトレンダー NOKTON 25mm F0.95
http://www.cosina.co.jp/seihin/voigt/v-lens/micro-ft/index.html

このレンズはマイクロフォーサーズ専用なので、
ボディはOLYMPUS PEN Lite E-PL1sが最適だが、電子ビューファインダは必須。
http://olympus-imaging.jp/product/dslr/epl1s/index.html

ところが、ボディ+電子ビューファインダの値段でLUMIX DMC-GH2が買えてしまう。
http://panasonic.jp/dc/gh2/index.html

ちょっと悩む。後者はボディ内手ブレ補正がないのが減点だが、マニュアルフォーカスの操作性(ファインダー情報という意味)ではるかに優れているはず。・・・で、なにを撮るかっていうと、特にない(*^_^*)

写真は、アナログディスク用に導入した導入したdbxイコライザーがじつはSACD-Pにジャストフィットで、ベリンガーのデジタルイコライザーはアナログディスクに相応しかったという顛末の模様。ラインアンプ・アッテネータ間に新たなディバイスを挿入したくない構成なので、それぞれの入力にイコライザーが必要なのだ。ちなみに当方のイコイジングはスピーカーのエネルギー偏差を補正するのが目的で、両者ともほぼ同一のカーブになる。



2010/11/27
1297 Nikkor Ai28mm F2.0 その3

当初はNikkor-H-Auto 28mm F3.5を使っていたのだが、ファインダーを覗いてもフォーカスの山が確認しづらかった。このFボディはF3用のスクリーンを改造して装着しているので、けして暗いファインダーではないが・・・
Ai28mm F2.0は開放F値で二段ちかく明るいからその差は歴然。現代のフルサイズ一眼カメラでもこれだけ見やすいファインダーは少ないと思えるレベルだ。久しぶりにネガカラーフィルムを入れてスナップしてみたが、そのシャープな結像に驚いた。フィルムをルーペで確認すると、現行のデジタルカメラも真っ青の分解能力を見せている。抜けの良いカラー再現も素晴らしい。惜しむらくは顕著な樽型歪曲。ツァイスのマクロ100mmのように、限りなく歪曲ゼロの世界を知ってしまったのが災難(笑)個人的には35mmレンズのスナップが好みではある。

※このカットのみ、歪曲顕著につきデジタル補正している。
Nikon F + Nikkor Ai28mm F2.0 FUJI Superia X-TRA400ネガカラー



2010/11/27
1296 Nikkor Ai28mm F2.0 その2

Nikon F + Nikkor Ai28mm F2.0 FUJI Superia X-TRA400ネガカラー



2010/11/27
1295 Nikkor Ai28mm F2.0 その1

Nikon F + Nikkor Ai28mm F2.0 FUJI Superia X-TRA400ネガカラー



2010/11/26
1294

銘レンズのファーストショットにしてはショボイ光景でMakro-planer T*に申し訳ない(笑) しかし、Scottie箱の黄色の描き分け、Linex定規の微妙なグリーン、見事としか言いようがない。さらにティッシュペーパーとポリエチレン、ビニールの質感・・・参ったね。
EOS-1Ds3 + ツァイスMakro-planer T*2/100mm f3.5, 1/200sec, iso400



2010/11/26
1293 続・ツァイスのマクロレンズ

EOS-1Ds3 + ツァイスMakro-planer T*2/100mm f5.6, 1/160sec, iso400
1920px:http://blog.goo.ne.jp/gencyo



2010/11/22
1292 ツァイスのマクロレンズ

Makro-planer T*レンズは50mmも100mmも開放f値が2.0だ。紙一重のジャストフォーカスとトロトロの背景という対比を狙うには効果的だが、オーディオ機器などのブツ撮りでパンフォーカス方向の絵がどう出るのか気になっていた。絞り値を8.0, 11.0, 16.0, 22.0で試したところ、予想どおりf8.0がいちばんシャープだった。最小絞りのf22は回析現象が顕著で許せる限界はf16である。このカットはEOS-7D、フルサイズ換算で80mmの画角、ノートリミングなのでかなり至近から撮っているが、f11でこの程度の被写界深度を持っている。この7DはISO:100と400では画質にかなりの違いがあり、ISO:100以外では使いたくない。そのようなカメラ側の差異をよく描くレンズであると言える。色がしっかり乗って十分なコントラストを保ちながら描写はきつくないという理想形だ。すでに100mmもMakro-planer T*にチェンジすべく算段中(笑)

EOS-7D + ツァイスMakro-planer T*2/50mm f11.0, 0.5sec, iso100




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