下のbackボタンで過去へ進みます。 幻聴日記第1期 INDEX はこちらから photo and Text: machinist |
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161 無題 | PENTAX*istDを使いはじめて10か月が経過した。実は同じデジカメをこんなに長く使い続けたのは初めてだ。最短1か月というのもあった。新型機種に目移りしないかと問われると、気になるモデルが2つばかりあるんだ、これが。ひとつはニコンのCOOLPIX 8400という24mmの広角から使える一体型。これカッコいいと思うんだけどなあ。もうひとつはキヤノンのフルサイズ1Dsの新型、これにシフトTS-E90mmを装着してみたい。両者とも、いままでとは異なる世界を表現してくれる筈だ。しかし*istDでないと撮れない世界もあるんじゃないかと密かに思いつづけている。(PENTAX*istD SIGMA 18-50mm/f3.5-5.6DC) |
2004/09/27 |
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160 機械同士を較べる愚 | オーディオ機器の鳴らす音を評価するとき、再生すべき音楽以外に較ぶべき存在があるとは思えない。たしかにケーブルや、置き方ひとつで変化する世界ではある。でもたいていは複雑に入り組んだ連鎖的相対変化であって、核心の周辺の堂々巡りに陥る場合がほとんどだ。オーディオ雑誌に見られる製品評価はお買い物ガイドだから、他の似たような機器と較べて云々は致しかたないし、購入にあたって参考になるケースは多いだろう。問題はいま目の前にある機械たちのことだ。26年目に入ったLP用ターンテーブルのデンオンDP80、寄る年波なのか冴えない局面が多くなった。SP盤を再生するために求めたトーレンス124にDENON 103SLを装着してLPを聴いてみた。滑らかでウオームで心地よかったが、聴き耳をたてると微妙にはぐらかされた。EMPIREのアームにもそういう傾向があるのかもしれないし、専用PUケーブルはもっと怪しい・・・って、まったく核心の周囲をぐるぐる廻っている私であった。(PENTAX*istD SIGMA 18-50mm/f3.5-5.6DC) |
2004/09/27 |
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159 マルチウエイの到達点か? | インターナショナルオーディオショーで、驚くべきプロダクツを聴いた。FM ACOUSTICのInspiration Systemというアンプ、スピーカーをインテグレートさせたマルチアンプシステムである。スピーカーは5ウエイで構成されボトムエンドに1台、ローミッド以上の4帯域はパッシブネットワークを介して1台の専用アンプで駆動される。試聴会場ではXS-IIという31センチウーファーのモデルをFM711を2台用いてドライブしていた。サランネットから微かに透けるユニット配置はアヴァロンなどと似た構成のようだ。以前にも書いたけれどマルチウエイは難しい。帯域を広げる弊害が必ず見え隠れする。音量レベルで不連続感が出るのは必然であったはずだ。ところがこのスピーカー、音圧がどのように変化しようと、なんのストレスもない。極めて精緻な表現をしながら、音とその背後の演奏者の在りかを十二分に示している。スピーカーの存在はほとんど感知できなかった。 機械の音を較べる無意味さをいつも感じているが、この音は目標にしてもいいと素直に思った。欲をいうと、もう少し体温が高くて、産毛と汚れを感じさせてくれれば、もうオーディオ趣味は終わりにしていいと断言できる(笑)。(PENTAX*istD SIGMA 18-50mm/f3.5-5.6DC) |
2004/09/24 |
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158 RGB vs CMYK | 最近のデジカメはRGBの表現領域を拡大したAdobe RGBモードを装備している。しかしながらWEB上(モニター)で見るためには弊害のほうが大きい。この色域拡大は印刷のCMYKでは表現できるのに、RGBでは難しかった「濃くて鮮やかな色」を実現するためのものだったと思う。現状ではAdobe RGB色空間に対応するモニターは三菱の1機種だけで、それも非常に高価だ。これでWEBを閲覧しているひとは10万人に1人もいない。でも、近未来にはCMYKとRGBは統合されるだろう。鮮やかさは未来の象徴だからね。(PENTAX*istD FA ZOOM 28-105mm F4.0-5.6IF) |
2004/09/24 |
↑フルカラー(RGB各8bit)の精密グレースケールの両端を表示しています。すべてを正確に画き分けるモニターは存在しないと思います。
しかしながら「14」や「242」が識別できない場合はモニターレベルで顕著な黒潰れや白飛びが発生しています。ガンマユーティリティなどを使ってモニター調整することをお奨めします。 このページのすべての要素は製作者であるmachinistに著作権があります。複製使用等はご遠慮ください。 |