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photo and Text: machinist

211 My Favorite Cinema I
The Sacrifice「サクリファイス-1986」
西側に亡命したタルコフスキーが最後に手掛けた作品。日常が徐々に蝕まれ世界が破滅に近づいていくという重いメッセージなのだが、最後まで飽きさせないテンションと澱のように沈殿する重層的な質感にただ見入ってしまう。この作品は2、3回見ただけでは、その雰囲気に呑まれるだけで核心には到達できそうにない。
英国のマルチアーティスト、フィリップ・リドリーの初長編作品であるThe Refecting Skin(柔らかい殻-1990年)は鮮烈でしかも分かりやすいけれど、具象的な事実を重ねながら見えない大きなものを伝えている。一面に拡がる黄金色のトウモロコシ畑と青い空。少年の目を通した尋常ならざる人間の生業と儚さ。その映像の浸透力はずば抜けていると思う。ここにマイナスの輝きを重ねると、「サクリファイス」と同質の自然観が見える、といったら言い過ぎか。(PENTAX*istD FA135mm F2.8/IF)
2004/11/27



210
秋号の最終クール(211-216)はシネマの話。感動した映画に拮抗する写真なんて撮れるわけはないし、いつもの日常の写真とどう組み合わせればいいのか。きっと悲惨なものになると思う・・・準備中です。(PENTAX*istD FA35mm F2AL)
2004/11/22



209 雨あがり その2
近ごろの御幣{ごへい}がプラスチック製であることが分かってしまった。(PENTAX*istD FA135mm F2.8/IF)
2004/11/20



208 雨あがり その1
なにか植物と昆虫の中間のような質感が面白かった。135mmで10枚ばかり連続でアップしてみたけれど、このレンズの醸し出すトーンがすっかり気に入ってしまった。ただハズレショットが多いのが難点。これは個人的問題。(PENTAX*istD FA135mm F2.8/IF)
2004/11/20






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↑フルカラー(RGB各8bit)の精密グレースケールの両端を表示しています。すべてを正確に画き分けるモニターは存在しないと思います。
しかしながら「14」や「242」が識別できない場合はモニターレベルで顕著な黒潰れや白飛びが発生しています。ガンマユーティリティなどを使ってモニター調整することをお奨めします。
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