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photo and Text: machinist

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音をデジタルで記録するということは、空気の疎密の時間変化を数値で管理するということだ。対して画像はどうなのだろうと改めて考えてみると、光の波動を音のように逐次記録することは出来ないから、エリア(空間も時間も)を区切ってなおかつRGBに分解した輝度を数値化する。音を記録することと画像のそれは、まったく異なる世界観であり構造である。光の波をリアルに記録する未来技術というものがあれば、それはそれで興味深いけれど、一体なにが記録できたり表現できるのかと余計な心配をちょっとしてみた。
写真:飛行機雲は4本で、その先端にエンジン4発のジェット機が写っているのだが・・・(EOS 1Ds2 EF24-70mm/f2.8)
2005/01/25



259 リサンプルプロセスの実験の続き
ここまでの数点、個々のピクセルが主張し過ぎているように思えてきた。リサイズ画面に多くのものを求めすぎて結果として硬直した絵になった。この画像は少しだけ従来の手法に戻してみた。(EOS-1Ds2 EF24-70mm/f2.8)
2005/01/25



258 リサンプルプロセスの実験から
ウエッブ用の写真なんて200万画素のデジカメで十分、それ以上は意味がない・・・なーんて話は良く聞く。しかしそれには同意できない。248で述べている「捨てた情報を背後に感じる表現」とは、単なる想いではなく実践すべき事象として、253-257を再リサイズした。9ピクセルが1ピクセルに落とされる場合、8ピクセルは捨てられるのではなく、残された1ピクセルに織り込まれ、その連鎖が全体像のなかで消えたかに思えた細部を復活させる、というのがこのニュープロセスの基本姿勢だ。若干のデジタル臭さ、というかビデオ感があるかもしれないが、表現のダイナミズムに貢献すると思っている。
・・・などと言いつつ、EOSでの写真、どうも硬い表現が多くて反省。けしてカメラのせいではないです。(EOS-1Ds2 EF24-70mm/f2.8)
2005/01/24



257 新宿ストリート05.01.21 10:55
この5連作、リサンプルをやり直してみた。どうも元画像の精緻感が反映しない歯がゆさをなんとかしたいと思ったからだ。具体的な方法は秘密であるが(笑)ベイヤー配列の成り立ちを考えた、十分に整合性のある手法であると思っている。(EOS-1Ds2 EF24-70mm/f2.8 52mm域 F4.5)
2005/01/24






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↑フルカラー(RGB各8bit)の精密グレースケールの両端を表示しています。すべてを正確に画き分けるモニターは存在しないと思います。
しかしながら「14」や「242」が識別できない場合はモニターレベルで顕著な黒潰れや白飛びが発生しています。ガンマユーティリティなどを使ってモニター調整することをお奨めします。
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