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photo and Text: machinist

314 Limited Red
この赤、sRGBスペースにおける濃くて鮮やかな色の限界値だ。較べれば前回313が、はんなりと上品な色遣いに見えてくる・・わけないか。この赤のデータは最大230,0,5くらいなので、もしハレーション気味に浮き上がって見える場合はモニターの輝度が高すぎるということになる。ちなみに緑をsRGBでこのように高濃度高彩度で表現することは不可能だ。(PENTAX*istD SIGMA 18-50mm/f3.5-5.6DC 45mm域 ISO400, f8, 1/1500sec)
2005/03/14



313 手ぶれの謎
1/30secくらいでブレないのに、1/125あたりでもダメなことがあるのは何故か? このあいだキヤノンのサービスの人と話していて面白いことを聞いた。シャッターが開いている時間のなかでブレている(動いている)時間の占める割合で、スローシャッターのほうがブレていないように見えるケースもある、ということ。なーるほどね。(PENTAX*istD SIGMA 18-50mm/f3.5-5.6DC 18mm域 ISO400, f11, 1/180sec) 
2005/03/12



312 SP盤、最初は片面だけに溝が入っていた。
SPレコードが開発されたのは日本の年代でいうと明治の中頃。片面だけに溝が刻まれていたのが両面盤に改良されたのは大正の中期。利便性もさることながら当時蔓延っていた海賊版からのガードの意味合いが大きいらしい。両面プレス機は当時とても高価だったようだ。この勧進帳はご覧のように片面盤であり、大正の中頃までに録音されたということが分かる。長唄の六世芳村伊十郎は、大正期から昭和初期に劇場長唄に君臨した巨星で、勧進帳だけでも夥しい数の録音を残している。昭和3年の日本初の電気録音盤もこの人の勧進帳であった。この片面盤は機械吹き込みながら全盛期の声が入っているはずで、未聴ゆえイメージだけが拡がる今日この頃。(EOS-1Ds2 EF24-70mm/f2.8 67mm域 ISO200, f16, 1/2sec)
2005/03/11



311
219で書いた今藤政太郎氏の演奏会、このときの「勧進帳」の成果が評価され、芸術選奨音楽部門の文部科学大臣賞を受賞するそうだ。当然とはいえ、なにか自分のことのように嬉しくなった。別に賞があろうとなかろうと芸に対する評価が変わるわけではないが、認める人間が多くなるのは良いことだ。
そういえば、三味線音楽BBSをアップした。ご興味ある方はどうぞ書き込んでやってくだされ。(PENTAX*istD SIGMA 18-50mm/f3.5-5.6DC 18mm域 ISO400, f8, 1/1000sec)
2005/03/10






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↑フルカラー(RGB各8bit)の精密グレースケールの両端を表示しています。すべてを正確に画き分けるモニターは存在しないと思います。
しかしながら「14」や「242」が識別できない場合はモニターレベルで顕著な黒潰れや白飛びが発生しています。ガンマユーティリティなどを使ってモニター調整することをお奨めします。
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