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2010/11/06
1287 晩秋c

RICOH GX100 ISO:80



2010/11/06
1286 晩秋b

RICOH GX100 ISO:80



2010/10/27
1285 還暦

還暦とは、干支(十干/十二支)が一巡し、起算点となった年の干支に戻ること(ウィキメディアより)。十干と十二支の組み合わせならその積である120周期でも良さそうだが、最小公倍数の60になるのだ。10と12に共通の約数2があるからと説明を受けても、近年知力が衰えつつあるわたくしにはピンと来ない。というか人間の寿命を考えて大多数の人に1回は巡ってくるであろう60年周期になっていると勝手に解釈しておこう(笑)

60年の歳月を経てふたたび還ってくる「暦」・・・美しい言葉だが、これが自分の身に当てはまるというのは、あまり嬉しいことではない。50代と60代、ワインレッドがセピアになるくらいの落ち込みようだぞ。まったく。

という次第で、人生の第4コーナーを通過して残すは最後の直線となったいま、なにを成すべきか考えてみる。文楽義太夫の最高峰であった故・竹本越路太夫のように晩年に「もう、一生分欲しい。」とはきっと思わないだろうから、いま出来ることを淡々とやっていくしかない、というのが一応の結論。

写真は、広告写真を業務に加えてからの5年間の仕事をまとめたリーフレット。つい最近完成したのだが全部オーディオ関連。
お問い合わせはこちらから・・・
http://wind.advenbbs.net/bbs/yybbs.cgi?id=machinist&mode=admin_mail



2010/09/17
1284 信州 飯田にて

白馬で遅い夏休みを過ごす予定が、雨・雨・雨・・・。夏の白馬は3度目なのだが、いつも雨にたたられる。滞在したTホテルは快適だったが、八方も見えないし小布施にでも行こうかと、信州の観光冊子を見ていたら、小京都「飯田」の紹介記事。この街には3週間前に亡くなられた人形美術家 川本喜八郎さんの美術館がある。雨の日の過ごし方としては最高だ。とはいえ広い長野の北と南、道のりで220kmくらいか。ま、こういう予定変更はキライではないが・・・。

14年乗り続けたスバルレガシーからドイツ製の某小型車に変えたのは昨年暮れだったが、諸事情でまたスバルに戻った。その最初のツアーだから距離を移動することに苦はないが帰宅時間から逆算すると、飯田での滞在時間は3時間・・・もったいない!

初めての飯田は金沢に似て、ゆったりとした時間の流れと気品を醸し出す街並みが心地よかった。リンゴ並木沿いのモダンなカフェテリアで1200円のハンバーガープレートを食し(有機栽培の野菜をふんだんに使った逸品だった。)斜め向かいの「飯田市 川本喜八郎人形美術館」へ向かう。

展示されている数百体の人形を見て最初に感じたのは、一種の隙のなさだった。リアルで余韻がないという印象。それは氏が人形アニメーション作家を標榜したように、静止した三次元物としての完成度ではなく、最終的な映像作品に本質を込めたからだと思う。時間変化のなかで育まれる部分にフォーカスさせるため、静止物としての余韻はむしろ邪魔だったのではないかと。不思議なことに、現物を目視した印象より、写真として瞬間を切り取ることで、コアの部分が少しだけ垣間見えたような。それは単に気のせいかもしれないが。

このカットは唯一撮影を許されたエントランスの「三国志 諸葛孔明」の木目込み人形。リコーGX100ノンフラッシュで撮った。



2010/09/11
1283 最高画質で・・・

2004年に幻聴日記を始めたときの画像サイズは左右750pxだったが、当時は大きな写真に思えた。ダイヤルアップでネットに繋がっているケースが多かったから、一画面での写真表示も4点に止め、個々のファイルサイズが100MBを超えないようにしていたのだ。

現在は左右最大1280px(<400MB)の8点表示で、当時からするとページあたり8倍のデータ量になっているのだが、本日から1点あたりの画像容量をさらに1.5倍ほど増やしてみた。以前アップした画像と同じカットであるが(No.1122)今回はPhotoshopのWEB最適化処置で最低圧縮(100)をクリアした。レタッチが異なるので厳密な比較は困難だが、はたして効果があったかどうか?
EOS-1Ds3+シグマ50mmf1.4 ISO:400

1920px画像はこちらから。
http://blog.goo.ne.jp/gencyo/



2010/09/07
1282 絶唱! 名月赤城山 by ちあきなおみ



2008年に発売された「歌手ちあきなおみ」という5枚組CDセットのなかの一曲で、このセットでしか聴けない貴重なライブ録音である。伝え聞くところでは、この企画のために彼女自身が所有している録音テープを提供したそうだ。

ワイヤレスマイクに起因すると思われる猛烈なノイズが津波のように迫ってくる。通常のクオリティ基準でいえば商品化はNGだろう。現在のデジタル処理をもってすればノイズを幾ばくかでも低減することは可能だろうが、この状態で発表した心意気を受け止めるべきと思う。なぜなら・・・という蘊蓄はやめて聴いていただくしかない。

例によって、わが家のAir's Edge One.2.3 systemでの再生音をリスニングポジションのマイクロフォンで拾った。映像にはなんの意味もないので、無視してほしい。



2010/08/21
1281 ジャンゴラインハルト、柳家三亀松のリアル音源から・・・



ジャンゴラインハルト&ステファン・グラッペリの「I've Found A New Baby」
オリジナルSP盤をAir's Edge One.2.3システムで再生し、
リスニングポジションのマイクロフォンで拾ったものだ。
盤質に起因する猛烈なノイズが耳につくと思うが、
それを差し置いても、その向こう側にある音楽の豊饒さに心を奪われる。
下記のYouTubeも同じ音源と思われるが、ノイズと共に失ったものが確かにある。

I've found a new Baby, Paris 21.10.1935
http://www.youtube.com/watch?v=xVHzYPOr5bw

そして、柳家三亀松である。
正確な録音年代は不明だが、声質と録音クオリティから判断すると昭和10〜14年くらいか? 
とすれば上記のジャンゴラインハルトの録音とほぼ同時期だ。
日本における電気式録音は昭和3年から始まり、10年代初頭には熟成した技術になった。
こと声の"再現"という意味では、現在より優れている部分があると思う。



このディスクは日本コロムビア傘下のREGALブランドになっているが、
6000番台はオリジナルREGALレコードからの再プレス盤という情報あり。
とすると昭和7から10年の録音らしい。



2010/08/19
1280 Charlie Parker on Air's Edge One.2.3



ボケ動画で恐縮ですが、わが家のSP盤再生を公開します。
SAVOYのオリジナルSP盤「チャーリー・パーカー」、1947年の録音です。
ヴァン・ゲルダー氏初期のエンジニアリングと思います。

再生のラインアップは
オーディオテクニカのMC型カートリッジを
自作ECC84フォノイコライザーにダイレクトにつないでいます。
2段の無帰還回路でラインレベルに達するハイスピードアンプですが、
ノイズカットのローパスフィルタがありませんので
摺動ノイズは超高域まで伸びていて、耳障りに感じられるでしょう。
ま、超絶リアルサウンドに免じてどうかお許しを。
ちなみに"Air's Edge One.2.3"とはわが家のスピーカーシステムの名称でして、
"2.3"は改良3ウエイヴァージョンであることを示しています。σ(^^)




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