1292 ツァイスのマクロレンズ
 Makro-planer T*レンズは50mmも100mmも開放f値が2.0だ。紙一重のジャストフォーカスとトロトロの背景という対比を狙うには効果的だが、オーディオ機器などのブツ撮りでパンフォーカス方向の絵がどう出るのか気になっていた。絞り値を8.0, 11.0, 16.0, 22.0で試したところ、予想どおりf8.0がいちばんシャープだった。最小絞りのf22は回析現象が顕著で許せる限界はf16である。このカットはEOS-7D、フルサイズ換算で80mmの画角、ノートリミングなのでかなり至近から撮っているが、f11でこの程度の被写界深度を持っている。この7DはISO:100と400では画質にかなりの違いがあり、ISO:100以外では使いたくない。そのようなカメラ側の差異をよく描くレンズであると言える。色がしっかり乗って十分なコントラストを保ちながら描写はきつくないという理想形だ。すでに100mmもMakro-planer T*にチェンジすべく算段中(笑)
EOS-7D + ツァイスMakro-planer T*2/50mm f11.0, 0.5sec, iso100 |