1946 マイルス・デイヴィス「デコイ」について
 1983年録音、個人的には電化マイルスの最高傑作に認定したい。ジョン・スコフィールドのサウンドテイストが前面に押し出され、彼の盟友ダリル・ジョーンズのスラッピングベースも冴え渡っている。臨時参加と思われるブランフォード・マルサリスがカッコいい。この色彩感はなんだろう。
テオ・マセロの支配がなくなったせいか、サウンド傾向は劇変か? 以前の作品に感じられた無機質のクールっぽさはなく、うねるようなグルーブ、とくに低域の弾み感が生き物のように襲ってくる。再生のハードルはかなり高いかも。
以前の木造旧宅のデッドな空間では、かなり成果を挙げていたが、響きの多い新宅になり、さらにサブウーファーを加えた時点で、最悪の状態・・・ さまざまな音の流れが交錯する面白さが混濁して訳分からん状態(笑)これが長く続いていた。
ここにきて、バイアンプ駆動がなんとかモノになってきたせいか、気がついたら最終トラックまで、聴き惚れていた m(__)m
左隅のメータ: 管球OTLとドライバーをダイレクトに繋ぐには、この監視が必須!
4PIのスタンド: 空間に孤立というイメージでデザイン。支柱は本体の重心と合わせている。テグスはローストビーフを縛る太綿糸。地震対策(笑) |