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2016/11/28
1953 ピアニスト「レイ・チャールス」

レイ・チャールス初来日記念アルバムのダイジェスト版17cmLP。1964年の発売で、当時わたくしは中学2年生。学校から帰ってくると毎日欠かさずに聴いていたヘビーローテーションのアトランティック盤だ。

すでにこの時代はパラマウントに移籍していて、「愛さずにはいられない」とか「旅立てジャック」などがチャートを賑わしていたが、やはりアトランティック時代の演奏が好きで、これは今も変わらない。翌1965年の映画「星空のバラード」に挿入されている「ホワッド・アイ・セイ」、後年の「レイ」(2004)でも同じトラックが使われているが、これらの音源は、Ray Charles Live In Concert(1964)で、エネルギッシュな名演だが、アトランティック盤の途方もない黒っぽさは更に凄いのだ。
 
コンプリートアトランティックBOXが、映像を外した7枚セットで廉価再発売になったのでゲットしたのだが、十数枚のオリジナルアルバムを再編集してぎっちり詰め込んだCD-BOXはイケてないと思う。オリジナルアルバムの勢いみたいな部分がスポイルされている。コンプリートと言いながらレイ・チャールス楽団のインストナンバー「ホット・ロッド」が抜けている。ぶっ飛び具合が超名演なのだが・・・という話は置いておいて、前出2本の映画でも、あまり触れられていない重要部分は、ジャズピアニストとしてのレイ・チャールスの技量だ。

強靱で自在に唄うタッチ、音色の多彩さなど、偉大なピアニストとしての名声を今に残していただろうというレベルだ。彼の歌がこれほどの訴求力を持っていなかったとすればだが。アトランティック時代は、ピアニストとしてのアルバムが何枚か残されていて、ミルト・ジャクソンと組んだ「SOUL BROTHERS」、そして「THE GENIUS AFTER HOURS」などはオリジナルLPを探したいと思っている。

(3分45秒くらいからピアノパート)
https://www.youtube.com/watch?v=NHold6ylvEM



2016/11/25
1952 AUTO EQ 補整の再検討

このところ、シベリウスの暗さ表現などを求めていたせいか、JAZZのメリハリが随分後退してしまった。やはり冬場はガツンと行きたいと考え、EQカーブをやり直すことにした。

ここだけの話、わが家のEQカーブは自動補整なのだ。

L/R同一補整の場合は、エネルギーバランスの最適化という意味で、耳だけである程度は追い込めるのだが 、左右個別調整となると、聴感補正はまったく無理なのだ。

自動とはいえ、測定パラメータは有為的に設定するわけで、例えばマイクロフォンの位置(スピーカーへの距離・角度・高さ)、希望カーブの設定、ルームアコースティックでの理想カーブの反映、31バンドでの隣接数値のリミット、希望カーブと測定差との乖離限界など多数ある。これらを、求める結果が出やすいように意図的に設定し、あとは機械にお任せというパターンだ。最終的に聴感でいじるケースもあるかと思うが 、左右個別カーブを前提にすると、これは難しいのでやらないことにしている。

自動設定を採用するにあたって、いままではユニットの個性も活かしつつ最小限の補整を心がけていたのだが、今回は、目標カーブをフラット、ルーム補整なしとし、隣接数値の最大偏位と希望カーブの乖離限界を何種類か試みて、聴感的に納得できるものを採用しようという考えだ。

以下は、隣接数値の最大偏位6dB、希望カーブの乖離限界9dBの結果だ。 写真は左CH。

ウィーンフィルの気品ある香しさは大幅後退! だけどバリー・ハリスのピアノはガツンと来る(笑) ベリンガーのウルトラカーブは61バンドのRTA測定と31バンドの帯域調整だが、この2倍のマス目が欲しいところ。4倍の価格でも買いたい。とはいえ12万円じゃ無理か。。。



2016/11/25
 

 



2016/11/19
1951 FOOT新宿c

iPhoneじゃない普通のカメラでスナップするのは久しぶりで、昨晩からこころ踊っていたのだが、あいにくの雨。イヌのように地面ばかり見ていた。



2016/11/19
1950 FOOT新宿b




2016/11/19
1949 FOOT新宿a

SONY α7sを使うのはほぼ10か月ぶりくらいで、操作方法を忘れている。歳を取るとはこういうことか!このカメラは意外なことに手振れが頻発するのだ。絞りマニュアル、シャッター1/250sec固定、ISO自動という設定に辿り着いた。去年もそうしていたのだろう。たぶん。




2016/10/26
1948 二十年目の取材

MJ誌(無線と実験)の取材をうけた。「HiFi追求リスニングルームの夢」というタイトルの連載ページだ。ほぼ20年前にも同じコーナーで記事にしてもらったのだが、あのときは自前で5000字の原稿を書いた。今回は編集サイドで書いてくれるので、サウンドをお聴かせしただけだ。いずれにしても、同じスピーカーを使い続けた40代の青二才と60代初老オヤジの対比が、どう出るのか興味津々である。20年経ってもスピーカーが同じというのは進歩がないとも言えるが、自作においては必要な年月であったのも事実だ。

自作スピーカー? 
工作趣味ならともかく、音楽を聴くための完成度で言ったらメーカー製に勝てるわけないでしょ。彼らは何十何百という試作を繰り返し、厳密な測定・評価を行って世に送り出しているのだから・・・ 友人のマニアやオーディオショップのスタッフから同様な助言をいただいたことを思い出す。「音楽を聴きながら10年、20年のスパンで改良を加えられるのが自作品なのだ」と、こころの中で呟いていた。そしてその通りになったのだから少しばかり痛快かもしれない。

というわけで、11月の10日前後に店頭にならぶ MJ誌をどうぞよろしく。

写真は1970年代に復刻されたBLUE NOTE 10インチ盤。銀座ヤマハ店に20タイトルくらい並んでいて、持ち金全部はたいて購入したのがこの5枚。いまでも良く聴いている。(iPhone6sで撮影)




2016/10/25
1947

iPhone6sで撮影




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