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132 42丁目 in 東京 |
「42nd STREET」の東京厚生年金会館での初日。古くさいタップダンス・ミュージカルではなかった。1933年の舞台と2004年の東京の観客がシームレスにつながる趣向が面白い。前半のラスト、田舎出の新人がステージ上で主役とぶつかり主役は骨折、急遽幕が下り演出家が袖から観客に言う。「今日のステージは中止です。払い戻しは窓口で。では客電ON!」・・・本当の客電が灯り場内アナウンス。「ただいまより20分の休憩です。」 この田舎出の新人を演じる「マーラ・ダヴィ」が実はこのミュージカルの主役、前半のぎこちない役作りはちょっと気になったけれど、終盤のブロードウエイでブレイクする舞台のパフォーマンスは凄かった。群舞は一糸乱れぬという感じではないが、全員の熱気が波のように押し寄せる圧倒的な表現世界。終演後、ピットの生バンドに駆け寄る多くの観客。大成功の一夜ではないか。(PENTAX*istD FA ZOOM 28-105mm F4.0-5.6IF ISO1600) |
2004/07/29 |
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131 組織と正義を考える |
組織ってもんは、ことがあるとそれ自体を守ることだけが目的になる。それも怪しくなると中枢だけ生き延びようと考える。自然の摂理なのか。旧日本軍がまったくそれだったし、UFJ銀行も三菱自動車もそうだね。東京三菱はUFJ信託の他社合併を阻止するのが目的で、UFJ幹部たちの生き残り願望と利害が一致しただけだろう。三菱自動車も再建に巨額の資金を投入するくらいだったら、従業員や資産の行く末にお金を使ったほうが社会のためになるんだけど、しわ寄せはいつも底辺の人間。納得できないよねえ(談)(PENTAX*istD FA35mm F2AL) |
2004/07/23 |
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130 ウエッブデザインの過去・現在・未来 その5 |
「一瞬にして振動する巨大な丸い知性」は一人一人のポケットに備わる時代になりつつある。情報の窓口として、また知のアーカイブとして、求められるデザインは簡素で明快でコンパクト。これに尽きる。 双方向TVがどの程度の進化するのか不明ではあるけど、未来のウエッブはごくシンプルな装いで残ると思う。時間をともに歩まなければ受容できない動画や音楽は双方向TVに譲り、ウエッブは瞬時表出体としてパキッとした出で立ちでいてほしい。閲覧者は瞬間移動体だ。だからナビゲーションは高速道路のサインのように機能的でありたい。といって日本のサインデザインは最低レベルだけどね。 なんかまとまりもなく書き散らかしたけれど、ウエッブの進化を考えるのも一興ではないか、ということでこのテーマを終わります。(PENTAX*istD FA35mm F2AL) |
2004/07/22 |
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129 ウエッブデザインの過去・現在・未来 その4 |
当初、CSS(スタイルシート)とdHTML(ダイナミックHTML)に興味をもった。後者はJavaScriptでスタイルシートを制御する手法である。軽いデータ量でユーザーサイドのインタラクティブな利便性を実現するという意味で「FLASH」を駆逐するかと期待した。しかし結果はFLASHの完勝に終わった。dHTMLの参考書を数えきれないくらい読んでいたから、この段階でかなり疲れた。FLASHはナビゲーションに利用すれば、優れたインタフェイスを実現するけど、TVに劣る動画を延々と見せられたんじゃ堪らない。ブロードバンド全盛とはいえボトルネックはいたるところにある。ウエッブのデータが軽いほど良いのは今も変わらない、と思う。(PENTAX*istD SIGMA 18-50mm/f3.5-5.6DC) いま124-129の写真をあらためて見ていたら、とても同じ人間が撮ったとは思えない一貫性の無さ。スタイルってもんを確立できるんだろうか。いやはや。。。 |
2004/07/21 |
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128 ウエッブデザインの過去・現在・未来 その3 |
その利点というのは閲覧者の選択性・双方向性である。ハイパーリンクはクリックひとつで別の本の指定のページを瞬時に開かせる。画面サイズもテキストの大きさも見る側で決めることが出来る。これをデザインの制約と考えたら本質を見失う。従来の固定させていくデザイン手法とはまったく異なるパラダイムが求められるということだ。だいたい仕上がりサイズを規定できないデザインというものがあり得るのかと考えたら、あった。そのむかし目指していた舞台装置デザインはエリアに柔軟性をもたせている。そこは絶対サイズではなくそれぞれの関係性のなかで全体が決まる。そのような経緯からウエッブデザインに関心を持ち、すでに6年が経過した。(PENTAX*istD SIGMA 18-50mm/f3.5-5.6DC) |
2004/07/20 |
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127 ウエッブデザインの過去・現在・未来 その2 |
開業したてのSO-NETに加入したのは1995年だった。14.4Kのモデムはテキストページを見るには支障ないものの、画像表示は途方もない時間を必要とし実用性はなきに等しい状態だった。これならパソコン通信で十分というのが率直な感想。テキストにしても、ぼくの考える文字組概念を一蹴するが如き無制御状態であって、WEBとグラフィックデザインを結びつけて考えることは無かった。ところが3年後、欧米の優れたウェッブサイトを閲覧する機会があり衝撃を覚えた。立派にデザインコントロールができている上、印刷物では不可能な利点を多く持っていることに気がついた。(PENTAX*istD FA35mm F2AL) |
2004/07/19 |