 2222 オーディオ諸々、アンプ編その1
 出力インピーダンス この概念は難しい。送り出しアンプの内部抵抗で括ってしまっては単純すぎて解らない。あるとき、これは片持ちの物干し竿ではないかと閃いた。竿の保持力としなり加減。片持ちの先は受け側の入力インピーダンスで負荷が大きいと竿が撓んでしまう。・・・いっそう解らないか(笑)
トーンコントロール オーディオに興味を持ち始めたころ、トーンコントロールは低域とか高域を徐々に変化させるものだと思っていた。ところがアンプの勉強をしていくと”徐々に”という仕組みはあり得ないのだと気づいた。もっともシンプルな一次フィルタで6dB/oct。なので分圧回路に一次フィルタを噛ませることで高低差を付けている。いわば”段違い平行”状態で -1dBとかが実現できるわけだ。このようなトーンコントロールが聴感にそぐわないのはそのせいかもしれない。
入力レベル調整 同じくパワーアンプの入力レベルボリュームって、アンプのゲインを調整するのだと思っていた。が、NFBを除きアンプ自体にゲイン調整の能力はない。入力レベルというのは、プリアンプの動作域を設定することに他ならず、極めて重要・必須のディバイスであると思うが、最近は付いていないものばかりだ。
並列素子の重要性 アンプでもネットワークでもそうだけど、信号にシリーズ(直列)で入れる素子は厳選しても、パラ(並列)素子はお座なりになりやすい。(自戒をこめて)けれど扱うのは交流信号であるから、すべて重要であるし、グラウンドに繋げる素子はより配慮が必要だ。 |