1188 ナタン・ミルシティン
 美形の女流バイオリニストが苦手だ。 姿のことではなく、その音、音楽についてなのだが・・・
この楽器が元来もっている扇情的な質感を抑えきれてないのじゃないかって、ね。 ジプシーバイオリンだったらそれで結構だけど、 クラシックでそれが気になると、もうダメ。 ・・・あくまで個人的嗜好なのでお許しを。
あっ、庄司紗矢香さんの演奏は別格的に好きですけど^_^;
というわけで、いちばん好きなバイオリニストは ナタン・ミルシティンなのだ。 1974年のヨッフム+ウィーンフィル、ブラームスVnコンチェルトOp.77 たぶん70歳くらいのときの録音だけど、 端正でありながら鋭角的で、琥珀の結晶のように緻密でしなやかな音。 この前年に録音されたバッハ無伴奏ソナタ、パルティータも格別!
このアーティストの評価を最近はあまり聞かなくなったが これはギーゼキングが話題にならないのと同質じゃないかと。 強引すぎるか(笑) |