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2010/04/26
1228 春が深まる?

朝日新聞「天声人語」をトイレで読んでいて驚いた。便座からこぼれ落ちそうになったくらい(笑)

それは、「春が深まる」という記述だ。

そもそも「春」に対する認識が間違っているのではないか?

春は「爛漫」になっても深まったりはしない。春のレイヤーは徐々に薄くなりつつ夏に替っていく。夏はそのエネルギーがピークになるころ、秋の気配が忍びよる。ひそかに。

春から夏そして秋は、全体で上昇・下降のひとつの流れだから「春が深まる」という表現はあり得ない、と思うのだ・・・。

秋は深まる。それはエネルギーの衰退を含んでいるから。

そんなわけで、
春に夏のレイヤーが少しだけ入り込む今日この頃、ひたち海浜公園の「ネモフィラの丘」というところへ行ってきた。いやあ、なかなか良い光景。春はけして深まったりしないという証明(←しつこい ∈^0^∋)





じつを言うと、この天声人語には抗議殺到と思いきや、どうもそうではないので、記事にしてみたわけです。ついでに朝日新聞に尋ねてみました。
「この表現は日本の季節感に即していないと思いますが、いかがでしょう?」ってね。

意外にも30分後に返事をいただきました。

 広辞苑によりますと、「春」の用例に「春深し」があります。
 その説明に、「春が深まりたけなわである。」とありますので、
 差し支えないと思います。

うーん、ちょっと肩すかし(笑)

 春 深 し
 錦 の 御 旗 ぞ
 広 辞 苑



2010/04/19
1227 浦和にて d




2010/04/19
1226 浦和にて c




2010/04/19
1225 浦和にて b




2010/04/19
1224 浦和にて a

No.1224-1227 RICOH GX100 / ISO:80



2010/04/13
1223 ご案内

幻聴日記のタイトル下に当方の関連サイトのリンクを入れました。それに伴ってというわけではありませんが、BBSを復活させます。気軽に書き込んでいただければ嬉しいです。

で、写真。E L A C は A L T E C の一部であるという証明。なーんてね(^_^)



2010/04/08
1222 クラウディオ・アラウ J.S.BACH / Partitas No.5 Sarabande

クラウディオ・アラウが最晩年に録音したバッハのパルティータ。
ソリストの表現として最高レベルの境地と思う。
3番のファンタジアを繰り返し聴いているが、
下記の布陣で聴く5番「サラバンド」の言いようのない寂寥感はなんだろう。
アラウのピアノに暗さはない。
しかし、その演奏を通して見えてくるのは、
煉獄のグレイの闇に歩を進める孤高の人間の後ろ姿だ。
音の集積のなかに潜んでいるさまざまな想い。

・・・やはりオーディオはやめられない。

AC DESIGN WTC-1/III という10年ちかく経過したインターコネクトケーブル。SACDの器に対処すべく導入した。しかし、グランドピアノの響きをこれほど克明に描くとは! 緩やかなほぐれ具合とウオームで仄かな色彩感を備えながら、音楽の起伏を完璧にトレースする追随性。しかも最新の高解像ケーブルのような過度な緊張感がないのが嬉しい。すぐ下で、単体コンポーネントの評価は無意味なんて言っておきながら、まことに申し訳ない今日の日記。




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