876 テロリストか?
 さきほど、新宿駅西口地下広場を歩いていたわけだが 20メートルくらい向こうにいた警察官がこちらへ向かってきた。
そいつ、顔の筋肉だけはにこやかに、でも鋭い視線を外すことはなかった。
警官「このあたりの警戒を行っています。 お忙しいところ恐縮ですが、バッグの中身を見させてもらえますか」
「ありゃ、怪しそうですか?」わたし
警官「いえいえ、みなさんにご協力いただいております」
・・・って何十人もパスしておいて、よく言うぜ。
むかしだったら、警察官の証明を見せろ、だの なぜ、あんたにプライバシーを委ねなきゃならんのか、だの 小一時間は揉めたシチュエーションだが 年の甲というか、時間がもったいないから 言われるままに応じてしまった。
けっこう、細かく見るんだよね、これが。
警官「工具などはありませんか?」
・・・今日はもってないけど、
レンチセットは良く持ち歩くし、昨日は札束3束入っていたし(爆) きっと、どこか別のところへ連れていかれて事情を聞かれるケースだよね、ありゃ。
ってなわけで、時間にして2分弱か。 やはり、風体が怪しいのか? 黒Tシャツ、スーパースリムジーンズ+サスペンダーでメガネは鎖付き、 Samsoniteの小型カメラカバン、そんなに怪しくはないはず。
警官「ご協力、ありがとうございました」
なぜか、言いようのない快感が襲ってきた。 ・・・「ジャッカルの日」の主人公みたいに思われたんじゃないだろうか。
あっ、やっぱり暑さで狂ったみたいだ・・・ |