下のbackボタンで過去へ進みます。 幻聴日記第1期 INDEX はこちらから

photo and Text: machinist

057 SHOPなのにHOUSEと呼ぶらしい。
今日のA新聞誌上で、あの丸谷才一氏が「平成という元号は良くない、一刻もはやく改元すべき」と述べている。なんでも「エ列音」は格が低く、侮蔑的で悪意のこもったマイナス方向の音なんだそうな。じっさい「平成」になって地震、不況、戦争と、いいことなんにもなかったしね。昭和の終わりごろ、わたくしは新元号に「極楽」ってのを提唱していたんだけど、誰も耳を貸してくれなかった。大世紀末と「極楽」は最高位のマッチングではなかったかと悔やまれる。
写真:GWでみんな遠出したのか、週末の夕方なのに閑散としていた16号線沿いのハウスストリート(PENTAX*istD FA ZOOM 28-105mm F4.0-5.6IF)
2004/05/04



056 福生 DEMODE DINER
国道16号をはさんで向こう側は横田基地。DEMODE DINERは50年代スタイルの食堂だ。ちょっとパンズの風味が落ちたような気がしたけど、たまたま運が悪かっただけかもしれない。塀の先のUSAを眺めながら食べるピュアアメリカンのハンバーガー、なかなかの風流というもんだ。もう1回、福生の写真を続けます。
(PENTAX*istD FA ZOOM 28-105mm F4.0-5.6IF)
2004/05/03



055 イラストレーター佐藤ヒロさんのこと その2
「ヒロさんが亡くなっていた・・・」考えたくもない予感が当たってしまった。新年を迎えてから何日も連絡がとれなくて不安が募っていた。彼のマンションの近くに住んでいる知人に、様子を見に行ってもらった結果がこれだった。年末に恒例のささやかな忘年会を曙橋のレストランでやったとき、かれは風邪をこじらせて元気がなかった。別れ際に「じゃーよいお年を、医者には行ってみるよ・・・」これが最後に聞いた言葉だった。
ヒロ氏の故郷、青森県黒石市の夏祭り「黒石よされ」をテーマにした一連のイラストの試作を見たときは、ほんと、こころ踊った。彼が好きだったマティスの「JAZZ」を彷彿とさせるダイナミックなタッチ、溢れるような色彩感。これを生かすデザイン作業の日々は、いま考えれば至福の時だったんだなあと、懐かしくそして切なく思い出している。
2004/05/02



054 イラストレーター佐藤ヒロさんのこと その1
1994年の終わり頃に、佐藤ヒロさんに依頼した仕事がこれ。彼は翌年の1月に急逝してしまったので、文字どおり最後のコラボレーションだった。出光興産「バッテリー」の外装デザイン。プレゼンに何案か依頼されていたので、ヒロ氏のイラストをフューチャーしたものを作った。採用はされなかったけれど、この迫力は尋常ではないと思う。こんな自由で奔放な彼のイラストに、ぼくの硬いデザインは何度も救われていたんだなあ。こんど、ヒロさんのイラストとぼくのタイポグラフィを組み合わせたアートをやろうよ、なんて話していたっけ。(つづく)
「佐藤ヒロ+町田秀夫 コラボレーション」→
2004/05/02






次ページTOPページ前ページ HOMEページ




↑フルカラー(RGB各8bit)の精密グレースケールの両端を表示しています。すべてを正確に画き分けるモニターは存在しないと思います。
しかしながら「14」や「242」が識別できない場合はモニターレベルで顕著な黒潰れや白飛びが発生しています。ガンマユーティリティなどを使ってモニター調整することをお奨めします。
このページのすべての要素は製作者であるmachinistに著作権があります。複製使用等はご遠慮ください。






Accepted IP

Kent Web様のCGIスクリプトを利用しています。- Topics Board -