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photo and Text: machinist

401 1Ds markII 導入6か月
KODAKのDCSproが生産終了だそうだ。すでにCONTAXのN-Digitalも消え、フルサイズデジ一眼は1Ds2だけになってしまった。半年これを使った印象は、広角レンズを「広角」として使える「超微粒子高感度フィルム」ということに尽きる。このカメラで撮る広角域はとにかく楽しい。が、*istDの方がいい写真が撮れていたのではないかと思うことは多々ある。視線の延長としてのツールという意味で、このEOSは随分と遠くにある。24-70mmなんか付けていると後ろから来る自転車にも注意しなければならないし、今日のような雨では濡れやすく、早く撮り終えることしか考えなかった。2048px画像はこちらから→ (EOS-1Ds2 EF16-35mm)
2005/06/22



400 ヴォリューム
audio sharingの宮崎さんとSound Frailの早瀬さんがわが家の音を聴きくるというので、普段はやらない再生リハーサルを行った。ジャンル、演奏者、サウンド傾向などを勘案してストーリーをくみ上げた。適正音量もシビアに追い込み最大限のアピールを目論んだのだが、机上の空論であったようだ。一曲目から順序は狂ったし、彼らときたらイジワルなことに、バ−スタインのマーラーやら0dBに張り付いたようなフレンチポップスを、わが家ではとうてい鳴らないのが分かっていながら持参してくるんだね。そういえば持ち込まれたCDがまともに鳴った記憶がない(笑)。ヴォリュームを追い込めないといった物理的な理由以外に、なにか形而上的な深い意味を悟わざるをえない一日でもあった。(EOS-1Ds2 EF16-35mm)

広角域の流し撮り一発写真。ある一点(ここではAピラー付近)にしかフォーカスしない。
2005/06/20



399 PhotoshopCS2+CameraRAW ver3
30日の試用版をダウンロードしてみた。いままでRAW画像でしか操作できなかったビネットや色収差といったレンズ補正をJPEG上でも出来るのはJPEG主体のぼくとしては嬉しい。新たに加わったスマートシャープはフィルタ形式やシャドウ、ハイライト域の適応量、演算精度などを選べて、これだけでも凄い価値だ。また歪曲補正がグリッド付き画面でスムースに行えたり、RAWで傾き補正が簡単に出来たりと、デジタルカメラ画像に本格的に振ってきた感がある。ただマイナーヴァーションアップのためか、体感的な動作は5%くらい重くなった気がする。この画像はスマートシャープの各パラメータを試用している。2048px画像はこちらから→ (EOS-1Ds2 EF16-35mm)
2005/06/16



398 菅野邸訪問 その5(終章)
持参したCDを1枚だけかけてもらった。アマリア・ロドリゲスが1945年にリオデジャネイロで録音したSP復刻盤から「Troca De Olhares」。当然ながら超ナローレンジであり最新のオーディオ装置が苦手とするソースだ。こんなものを持って行くのは無礼かもしれないと思ったが、聴かせてもらうのはこれと決めていた。
はるか60年の時空を飛び越えた圧倒的な実在感に、涙が出た。ぽっと浮かび上がる25歳のアマリア。艶やかで匂い立つような色彩感がこの空間に充満し、滲み出る仄かな愁いが胸を打つ。実のところこのような音源は我が家の装置の得意科目であり、もしや(笑)とも考えていたのだが、菅野邸のアマリアは数段上を行くリアリティで、モノラルであることさえ忘れさせた。

PhotoshopCS2とCameraRAWver.3を用いて新たに焼き直してみた。(全5点とも)
2005/06/15






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↑フルカラー(RGB各8bit)の精密グレースケールの両端を表示しています。すべてを正確に画き分けるモニターは存在しないと思います。
しかしながら「14」や「242」が識別できない場合はモニターレベルで顕著な黒潰れや白飛びが発生しています。ガンマユーティリティなどを使ってモニター調整することをお奨めします。
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