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photo and Text: machinist

562
 
EOS-1Ds MarkII EF70-300mmDO 2005/11/17



561 IN・OUT
ひとりの女性が、その門を通ったのは1959年。彼女は母になり46年が経過し、もうひとりの女性が彼の地から帰還した・・・って考えすぎか。
EOS-1Ds MarkII EF16-35mm 2005/11/16



560 ナチュラルということから・・・
オーディオサイト「Dejavu」のBBSは、書き込む人たちの多彩さや機器の話題に偏らないテーマなどで、いつも注目していて、たまに書き込んだりもしていた。最近、とある論議(?)の末席に加わりいささか疲れてしまった。経緯は掲示板をご覧になれば了解いただけると思うが、「高忠実度再生」あるいは「ナチュラル」がそのテーマであった。ちなみにぼくのHNは「耳助」なのでお間違えのないように(笑)

オーディオを真剣に続けている人すべてに興味があって、何を考え、何を目指しているのかを、ぼくは知りたいと思っていた。ここで論議の相手を非難する意図はまったくないし、話がかみ合わなかった理由の半分はこちらにあると思っている。本来なら「Dejavu」に書き込めばいいのだけど、当のご本人は自分のBBSで「議論というのは、未来永劫なにものも変えることのできない頑迷な意見を持ってる人は、議論に加わる必要なしと思っています。」と述べていて、この "頑迷なクソオヤジ" はどうもぼくのことらしいので、いささか困っていたわけだ。しかし、まともに相手をしてくれたのは彼ひとりであって、ほかの多くのオーディエンスは賛同はおろか反論さえ皆無という状況で、もう "オーディオマニア" には、なにも言いたくないというのがいまの心境だ。

その掲示板で書き込んだ意見も、この日記の436-439「原音再生は妄想か」の長い文章も伝えたいことは基本的に同じだ。長いあいだオーディオと音楽の関係性をこころに止めてきたから、そう簡単に考え方は変わらない。10年とか20年のスパンで緩やかに自然に変化していくものだろうし、それでいいと思っている。

普段、いろいろな音楽の聴き方をするけれど、コアになるのは、尊敬や敬愛の対象である演奏家のありのままの姿に触れたいという願望だ。バルバラも芳村伊十郎もチャーリー・パーカーも既にこの世にいないアーティストだし、残念ながら生の演奏に接することはできなかった。「傲慢!」と思われるのを承知であえて言ってしまうが、彼らの演奏や音は、べつにレコードを廻さなくても聴こえている。それもナチュラルで飛び切りのハイファイサウンドでだ。でもそれは世間では "幻聴" といわれるものだし、この場の空気を揺らして出る音とは全くの別物だ。だから、ぼくにとってのオーディオはそれらのイメージの追試・確認作業であるといえるかもしれない。さらに、オーディオが「自分を映す鏡」でも「自己表現」でもないってことを、本当は伝えたかったのだけれど、どうも悪あがきに過ぎなかったかもしれない。
EOS-1Ds MarkII EF16-35mm 2005/11/15



559
 
OS-1Ds MarkII EF50mm F1.8 2005/11/15






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↑フルカラー(RGB各8bit)の精密グレースケールの両端を表示しています。すべてを正確に画き分けるモニターは存在しないと思います。
しかしながら「14」や「242」が識別できない場合はモニターレベルで顕著な黒潰れや白飛びが発生しています。ガンマユーティリティなどを使ってモニター調整することをお奨めします。
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