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2010/12/29
今年もご訪問いただきありがとうございました。

来る2011年は、もう少し違う写真を撮りたいと思いつつ、やはり「朝日の当たるゴミ箱」とか撮っているのだろうか。
次期スナップカメラはコンデジではなく一眼で行きたいと考えていたが、迷いに迷って結局決まらなかった。現時点の本命はOLYPUM E-5 + ZUIKO 11-22mm。でもきっと違うものになりそうな(笑)



2010/12/25
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2010/12/25
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この1年ほどで掲載している写真は、特に明記がないカットはすべてリコーGX100で撮ったものだ。すでに2年にわたる使用だが、丈夫で写りも良く画像にあざとさがない。コンデジでこんなに長く使ったカメラは初めて。購入時にはすでに改良型のGX200も出ていたのだが、こちらにして正解だったと思う。現時点でも予想以上の市場価値を保っているので、最新コンデジに乗り換えるプランも浮上している。とはいえ、GX100以上に惹かれるものがないというのも事実。いっそ、このまま使いつぶすことにして、EOS 7Dを5DMarkIIに変えるというのが正解かもしれない。



2010/12/25
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2010/12/18
1315 八王子明神町の質感

 



2010/12/16
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スイカソーダかぁ。ちょっと気になるけど、この寒さではねぇ。昔、初めてポカリスエットを飲んだとき、スイカジュースみたいと思った。



2010/12/16
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2010/12/13
1312 今藤政太郎リサイタル「問答入り勧進帳」12月12日 大和田伝承ホール

6年前、紀尾井ホールでの「勧進帳」も印象深いものだったが、
http://www.vvvvv.net/topics/topics.cgi?page=599

渋谷区の新しい文化施設「大和田伝承ホール」での「問答入り勧進帳」はまさに空前絶後、一期一会の壮絶なパフォーマンスだった。9挺9枚に鳴り物5という大編成ユニットだが、舞台面ぎりぎりに唄方9名が並び、その背後に三味線方9名、最後列に鳴り物陣という配置が画期的だ。もとよりハイスピードで強大な音圧を誇る鳴り物陣が最前列で、唄方がその背後という通常の配置は、慣例とはいえ音量バランス的に大いに問題があると思っていたから、この斬新な配列は理にかなっているし、じっさい非常に効果的だった。この「伝承ホール」は伝統音楽・演劇にフォーカスした設計で、声の明瞭度が非常に高く、響きはしなやかで妙なフラッターエコーが耳につかないところも素晴らしい。

立唄は東音宮田哲男、立三味線今藤政太郎、小鼓藤舎呂船・・・現長唄界の最高峰メンバーであるが、それにしても彼らの音響球体は想像を遙かに超える。宮田哲男氏は御年76歳と思われるが、このパワーはどこから来るのだろう? 豪快・壮絶と繊細・静謐の表現の幅にノックアウトされた。

それにも増して圧倒されたのは今藤政太郎氏の胆力である。前回「勧進帳」の感想に「一音でオーラを発生させるタイプの演奏家ではない・・・」と書いたのを悔やんでいる。ユニットの統率力と時系列の展開で較ぶべきものがないのは同様だが、一撥で描き出す世界観・・・それは華麗で煌びやかなオーラではなく、もっと底から湧き上がる根源的な意志が逞しく熱い音型となって現れるようなオーラだ。言い換えれば、強靱・鋭利な刀を用いた一刀彫りに魂が宿る瞬間を見たのかもしれない。

「問答入り勧進帳」は長大な楽曲である。正確にカウントしたわけではないが、50分を超えるのではないか。技術、気力、体力が備わり、しかも全体を見渡す知力が必須。これはコンダクターである立三味線だけでなく全員に必要な条件だと思う。その意味で、今回を超える演奏というものが想像できない。それはわたくし自身の想像力のなさから来るのかもしれないが、大正期の片面SP盤六世伊十郎、真珠湾攻撃の日に録音された伊四郎盤を聴き、政太郎氏の師匠である四世今藤長十郎氏の演奏も体験した上で感じたことなので、どうかお許しいただきたい。いずれにしても伝承ホールという名前に相応しい名演だったと思うし、この感動を伝えるのは義務ではないかと、あえて長文をしたためてしまった。陳謝。

追伸:
わたくし事、20歳のときに今藤政太郎氏に師事し、その3年後くらいに長唄の道に進もうかと悩んだ時期がある。結局は諦めた訳だが、時々というよりは頻繁に、三味線弾きになっていたらどうだったか考えることがある。しかし、今回の演奏に接しすっきりした気分になった。なぜなら、ここにいる9名の演奏者達には、どう転んでも追いつかなかったってね(笑)




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