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photo and Text: machinist

328 リリーさま、おぐしが乱れております
Photoshopの初代ヴァージョンの日本語版が登場したのは1991年の春で、英語版から半年以上遅れてリリースされた。画期的だったのはEPSONのA4カラースキャナーGT4000の入力プラグインが装備されていたことで、一般レベルではこれにより、PC上でフルカラーの写真を扱えるようになった。写真のような自然画が扱えなくてはお絵かきソフトと変わらない。プロ用のスキャナはもちろん存在していたけれど、非常に高価でなにしろ読み込みソフトだけで数十万円した時代だ。 もっとも当時のMACは搭載メモリの最大値が8MBだったので、1200/800pxの画像を扱うのも決死の覚悟だった。デジタルカメラが出現するはるか以前のはなしである。

いまや一般向けのデジカメ参考書にも「ヒストグラム」「トーンカーブ」など当時の専門用語が普通に使われていて、まさに隔世の感。さまざまなパラメータを自ら設定する過程は面白いけれど、これらは求めるイメージを伝えるための一環であることを忘れないようにしないと収拾がつかなくなる。画像補正にもいろいろなレベルがあって、ミス露出を救済するための補正もあれば、カメラ自体が捉えきれなかったイメージをデータのなかから引き出すハイレベルな処理もある。
以前のシリーズ(085-093)でも書いたけれどこれらの調整は「撮影衝動」ともいうべきトキメキの延長上でありたいと思っている。だから机上のアイデア的画像加工はあまり好みではない。具体的には、階調補正、カラーバランスの微調整、リサイズとアンシャープマスク、これだけだ。

幻聴日記の写真補正、もちろんローカルなハウスメソッドでしかないが、仔細な数値と共に公開しようと思った。ちょっとばかり蘊蓄が入るのが難点かも・・・(PENTAX*istD FA35mm F2AL ISO800, f8, 1/250sec)
2005/03/29



327 懐古趣味?
しかしキタナイねえ!こんなことなら焼き付け塗装にしておけば良かったと後悔しきり。出力管より電圧増幅管のほうが大きい奇妙なこのアンプ、高域ドライブ用に使っている。出力段のビーム管はウエスタン350Aを基準にプレート損失25Wに設定している。いま装着している5933は807同等管であるから余裕率はゼロである。中央の赤く光る2本は出力段のスクリーン電圧の低下をガードする定電圧放電管。これがハイスピードでダイナミックなサウンドに貢献している(はずだ)。出力が少ないことを除けばソリッドステートアンプでこれを越えるのは易しくはないと思う。ちなみに両サイドのボリュームは可変NFBで、微妙なレベル調整はここで行う。(PENTAX*istD SIGMA 18-50mm/f3.5-5.6DC 内蔵フラッシュ使用)

※昨年夏に書き連ねた画像調整のはなしの続編を準備中です。
2005/03/28



326 測定
スピーカー関連にかぎり測定はしない。測定用マイクロフォンを信用していないというのがその理由だ。マイクが捕らえる音と、人間の耳あるいは脳が聴く音はまったくの別物。多元的に変化する空気の疎密を合成波しか扱えないマイクが得るものは限られる。いいかえれば測定結果で合わせた音と聴感で決めた音に差があった場合どっちを取るかということ。で、またぞろネットワークの調整を始めた。ながらくウーファーはスルーで使っていたが、ローハイの両翼をすこしばかり広げてきたのと、バイアンプ駆動を採用したため、新たな調整代がでてきた。ウーファーのピーク1〜2KHzを抑え込むメリットを期待してコイルを挿入するも、オールマイティに納得とはいかず3日後に却下。写真は低域用QUAD303のIN/OUT。(PENTAX*istD SIGMA 18-50mm/f3.5-5.6DC 内蔵フラッシュ使用)
2005/03/28



325 中東和平祈念ミートパイ^o^;
笑福亭鶴瓶とオセロの松嶋尚美のアドリブトーク番組「きらきらアフロ」。お気楽を装いながらも二人が持つのは真剣にちがいない。ちかごろのお笑い系バラエティとは一線を画す寄席芸能の正統的発展系。もしかすると芸能史に残るかもしれない。とくに松嶋のボケぶりは横山やすしを彷彿とさせる奔放さ自在さ。ミートパイ by scylla 成城石井のスパイシーミートパイの焼き立てをいちランク上げたようなお味でございました。(PENTAX*istD FA35mm F2AL ISO200, f10, 1/45sec 内蔵フラッシュ使用)
2005/03/26






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↑フルカラー(RGB各8bit)の精密グレースケールの両端を表示しています。すべてを正確に画き分けるモニターは存在しないと思います。
しかしながら「14」や「242」が識別できない場合はモニターレベルで顕著な黒潰れや白飛びが発生しています。ガンマユーティリティなどを使ってモニター調整することをお奨めします。
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