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photo and Text: machinist

578 標準レンズ
ここしばらく50mmF1.8を使い続けたが、標準レンズというものが少しばかり理解できたような気がしている。というか、画角の違いの表現というものにやや飽きが来たのだろうか。
EOS-1Ds MarkII EF50mm F1.8 2005/11/28



577 魂は中域に宿る?
自作のCR型フォノイコライザーは現在、再構築中でアナログディスクを楽しく聴けないでいる。それとNF型の媚薬的妖艶感がちょっと懐かしくもありで、CREEK OBH15という廉価版フォノイコを導入した。
「低域は空間を司り、高域は物質を形づくる。では、中域は何かというと "人間とその精神" の表出に関わるのではないだろうか。音そのものに人間の意志を伝える能力はないかもしれないが、それに反応する聴感覚は "中域" からより多くのメッセージを受け取る。」・・・Sonny Rollinsの "on Impulse!" を聴きながら、こんなことに思い至れる機械は少ない(笑)。
この製品、低域・高域端では密度感に欠けるし、音像の背後をあぶり出す描写力もない。画像に例えると "黒" が0に沈まず "春霞" のようなザワメキ感も若干ある。(ノイズ感とは異なるが・・・)だが、サクソホーンの微妙なトーンの変化や、彩度の移ろいを丁寧に描写しながら、音に内在するロリンズの "ベクトル" をリアルに伝える浸透力が素晴らしい。
リスニングルームの気圧の変化や、マテリアルの分子構造を提示するかのようなオーディオ再生が一方にあり得るけれど、それによって見えにくくなるものが確かにあると思わせる体験だった。
EOS-1Ds MarkII EF50mm F1.8 2005/11/24



573 続・晩秋の新宿御苑にて I
前回(565-572)と同じときのショット。カスタムトーンカーブを沈めすぎたのが反省点。潰れないまでもダーク方向の階調が圧縮され黒に近づき過ぎた。この4点はスマートシャープの適応半径を0.1pxと最小にしている。(通常はスクリーン用途では0.2-0.3pxに設定することが多い)
EOS-1Ds MarkII EF50mm F1.8 2005/11/24



574 続・晩秋の新宿御苑にて II
 
EOS-1Ds MarkII EF50mm F1.8 2005/11/24






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↑フルカラー(RGB各8bit)の精密グレースケールの両端を表示しています。すべてを正確に画き分けるモニターは存在しないと思います。
しかしながら「14」や「242」が識別できない場合はモニターレベルで顕著な黒潰れや白飛びが発生しています。ガンマユーティリティなどを使ってモニター調整することをお奨めします。
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