2073 SAEC 407/23
 1980年、レコードプレイヤー技術の頂点で発売されたトーンアームである。重量級ピックアップの装着が可能で最大4グラムまでの針圧印加。ダブルナイフエッジ構造の垂直軸受けは、摩擦を極限まで抑えながら極めてリジット。これは、SP盤再生に最適と思ったわけだが、じつは軽量MM型カートリッジで最善の結果を出した。針圧1グラムでもフワフワ感皆無で、追従性の高さが実感できる。来年リリースされるSAEC 4700はこのオリジナル設計を踏襲してさらに加工精度を上げているとか。とはいえ予価100万円では買えないから、慌ててオリジナルモデルを探したわけだ。この夏は、トーレンスTD124に始まり、マランツ7T、この407と数十年以前のモデルを買いあさったが、すべてSクラスのコンディション!中古運は使い尽くしたような気がする(笑)
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