2036 オーディオ工作 フォノイコライザー編
![](spacer.gif) 完成が1998年なので、もう19年も使い続けているフォノイコライザー・プリアンプ。最近はプリアンプ機能をジェフに譲ったので、フォノイコライザー単機能として、ボリュームをパスするテープモニター回路を活用していた。フロントパネルにある諸々の入力切替も必要ないので、単機能に徹した外装デザインにしようと考えた。ケースを入れ換えるのは面倒!と思ったら、タカチ電気工業さま、いまでもパーツとして外販していた。これぞ「文化」というものかと。素晴らしい!
配線の変更は、フォノイコ出力をセレクター入力から最終段のグリッドに繋ぎ換え、負荷抵抗を移植するだけだ。この最終段はグリッド電位がラインアンプとしても汎用性があったのでプリアンプ兼用としていたが、初心に戻って三段構成のフォノイコラーザーとして完結させようというわけだ。フロントパネルの換装は難儀だった。底板を外さないと前後のパネルが外れない構造であることを失念!なにしろ20年前の制作なのですっかり忘れてた(笑) 後方に控えているのは、半年がかりで制作中のLCネットワーク。こちらは年内ギリギリかも。 下の写真は、外された従来のフロントパネル表裏。2系統のAUX入力と、テープモニター回路、最終段に入るダイレクト端子など満載! パネルの文字表示はメーカー製と同じ手順をふんだシルク印刷。
で、改訂版の音は? ストレートで強靱でありながら、微細音量域のニュアンスを設計当初から求めていたので、19年経ってようやく願いが叶った感が強い。残されたオーディオ人生はこのフォノイコと共に歩む決意をあらたに・・・言い過ぎかも。
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